Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
近年、電池材料や磁性材料として注目を集めている一連の岩塩関連構造に着目し、新たに物質開拓に対するブレイクスルーを起こすことで多岐にわたる構造多形に対する理解を図る。具体的には、従来にはない高圧合成と複合アニオン化を初めとした元素置換を組み合わせることで、岩塩関連構造の自在な設計指針の確立を目指す。また、構造解析に加えて理論計算を組み合わせることで、構造多形に対する圧力パラメータの役割を明らかにする。以上より得られた岩塩関連構造に対して、電気化学測定や電子物性測定を実施し、既存の手法では得られない特性の発現を目指す。