| Project/Area Number |
24H00154
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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| Allocation Type | Single-year Grants |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Medium-sized Section 8:Sociology and related fields
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| Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
杉澤 秀博 桜美林大学, 大学院 国際学術研究科, 教授 (60201571)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中谷 陽明 桜美林大学, 大学院 国際学術研究科, 教授 (00198128)
原田 謙 実践女子大学, 人間社会学部, 教授 (40405999)
北島 洋美 日本体育大学, 体育学部, 教授 (00614439)
杉原 陽子 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (80311405)
柳沢 志津子 東京家政大学, 人文学部, 教授 (10350927)
新名 正弥 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 准教授 (70312288)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2025)
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| Budget Amount *help |
¥45,240,000 (Direct Cost: ¥34,800,000、Indirect Cost: ¥10,440,000)
Fiscal Year 2025: ¥27,430,000 (Direct Cost: ¥21,100,000、Indirect Cost: ¥6,330,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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| Keywords | 年齢差別 / 複合差別 / 差別の影響 / 差別の原因 / 貧困者差別 / 差別要因 |
| Outline of Research at the Start |
本研究では、年齢差別に着目し、差別される側と差別する側の両者を対象に以下の研究を行う。差別される側については、①年齢差別の影響が高齢者と若年者で異なるか、②年齢差別が性、貧困など他の差別と重複経験した場合の影響はどうか、③マクロ社会の動向(高齢就労者の増加)の高齢就労者の年齢差別への影響はどうか、差別する側については、①年齢差別要因は高齢者と若年者で異なるか、②年齢差別と性や貧困など他の差別の要因は異なるか、③一般住民、企業の人事担当者、在宅福祉サービスの従事者の高齢者差別の要因は異なるか、④マクロ社会の動向(高齢就労者の増加)の若年就労者による高齢就労者差別への影響はどうか、を明らかにする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
1.若年者・中年者・高齢者をそれぞれ対象に、年齢差別が抑うつ症状と生活満足度に及ぼす影響を分析した。影響は心理社会的資源と老化に対するステレオタイプを介した間接影響についても分析した。分析には既存データを用い、若年者(20~39歳)、中年者(40~59歳)、高齢者(60~79歳)の各年齢層の男女を分析対象とした。分析の結果、年齢差別の抑うつ症状への影響はすべての年齢層に共通して同じ程度に有意であった。生活満足度への影響は高齢者の方が強かった。すべての年齢層で生活満足度への影響の大部分は心理社会的資源と老化ステレオタイプの両方によって説明された。抑うつ症状への影響はいずれの年齢層でも媒介変数によって部分的に説明されただけであった。 2.若年・中年・高齢労働者を対象に、高齢労働者に対する年齢差別の心理社会的要因の年齢層による違いを分析した。年齢差別の要因は社会アイデンティティ理論(SIT)、恐怖管理理論(TMT)、集団間接触理論(ICT)、フラストレーション・攻撃理論(FAT)の4モデルに基づき仮説を立てた。分析には既存データを用いた。分析の結果、SIT、ICT、TMTに基づく仮説はいずれの年齢層でも支持された。FATに基づく仮説は中年労働者でのみ支持された。 3.社会経済的に恵まれない人々に対する一般の人たちの社会的距離に関連する要因を解明した。要因はステレオタイプ-差別関係の理論、帰属理論、集団間接触理論、フラストレーション・攻撃理論に基づき設定した。分析には既存データを用いた。分析の結果、経済的に恵まれない人に対する否定的ステレオタイプが強い、経済的貧しいことの理由として個人責任と考える傾向が強い、社会経済的地位の低い人々との接触頻度が少ない、人生への不満が高いという人ではそれぞれ社会的距離が有意に大きかった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.既存のデータの分析については、ほぼ予定通りに進めることができた。 2.①年齢差別要因の高齢者と若者の比較、②年齢差別の影響とその制御要因の高齢者と若者の比較、③年齢差別と、女性と貧困によるそれぞれの差別要因の共通性と差異、④年齢差別、性差別、貧困による差別が重複した場合の影響とその制御要因、以上の①~④の各課題を解明するための調査については、2025年度に実施予定である。そのための調査票と調査の実施方法などの検討を行い、調査の準備を予定通り進めることができた。 3.性的マイノリティと年齢差別の重複の影響を評価するため、65歳以上の性的マイノリティの調査を2025年度に実施予定である。そのための調査票と調査の実施方法などの検討を行い、調査の準備を予定通り進めることができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
1.既存データの解析については、すべての課題を取り上げ、その成果を学術誌に投稿することができなかった。論文化が終了しなかった課題については、データの解析を引き続き進め、その成果を速やかに学術誌に投稿する。 2.①年齢差別要因の高齢者と若者の比較、②年齢差別の影響とその制御要因の高齢者と若者の比較、③年齢差別と、女性と貧困者によるそれぞれの差別要因の共通性と差異 、④年齢差別と女性、貧困、性的指向による差別とが重複した場合の影響とその制御要因、以上の①~④の各課題を解明するための調査については、予定通り次年度に実施する。 3.性的マイノリティと年齢差別の重複影響を評価するため、65歳以上の性的マイノリティの調査を予定通り次年度に実施する。
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