Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
申請者らが独自に開発してきた近位依存性ビオチン標識酵素AirIDを用いて、肺がん等の多くのがん細胞で増殖に関与するEGFR(上皮成長因子受容体)を対象に、リガンド結合に影響しない抗EGFR抗体に融合した分子(①EGFR-FabID)、EGFRのC末に融合した②EGFR-AirID、リガンドEGFに融合した③AirID-EGFの3種類のAirID融合分子を構築し、リガンド応答やEGFRチロシンキナーゼ阻害剤処理での変動解析と共に、質量分析によるタンパク質およびビオチン化部位の同定によりEGFRの細胞内・細胞外を区別したタンパク質間相互作用を解析する。