| Project/Area Number |
24H02440
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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| Allocation Type | Single-year Grants |
| Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
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| Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
Nakada Miki 大阪教育大学, 附属学校園, 中学校教諭
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2025-03-31
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
Fiscal Year 2024: ¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
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| Keywords | L2ライティング指導 / 訂正フィードバック / ダイナミック・アセスメント / 生成AI / 中学生 |
| Outline of Research at the Start |
ダイナミック・アセスメント(DA)には介入アプローチと相互作用アプローチという指導手順がある (鈴木・濱田, 2021)。介入アプローチでは、援助の方法を画一化し、生徒の能力によらず同じ援助を与える。相互作用アプローチでは、生徒とのやり取りの中で必要な援助を把握し、最適な援助を与える。Vygotskyの発達の最近接領域を理論基盤とするDAでは、相互作用アプローチの方で教育効果が高いと予測される一方で、この予測には、一定の時間内に複数の生徒を評価しなければならない学習指導上の制約が考慮されていない。そこで本研究は「介入・相互作用アプローチいずれのDAが生徒の書く力を向上させるか」を明らかにする。
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| Outline of Final Research Achievements |
本研究は、ダイナミック・アセスメントに基づき、中学生の英語ライティングにおける生成AI(ChatGPT)と教師による訂正フィードバックの効果を比較検証した。教師の時間的制約を補う手段として、生成AIを用いたプロンプト設計による個別支援の可能性に着目し、両群で生徒の弱点に応じた個別化支援を行った。分析の結果、正確さは一時的に向上し減衰し、流暢さは向上し効果が維持された。複雑さには大きな変化は見られなかった。これは、生徒が自力で書き直す方針のもと難解な構文を避け、教師が最近接領域を考慮して複雑さの指導を一部に限定したことが影響したと考えられる。。また、両群間に統計的有意差は認められなかった。
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| Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究は、ダイナミック・アセスメント(DA)に基づき、生成AI(ChatGPT)と教師による英語訂正フィードバック(WCF)の効果を比較検証した点に学術的意義がある。長年のWCF有効性に関する議論に対し、DAに基づく支援がL2ライティング能力向上に寄与すること、特に流暢さの効果が持続する可能性を示した。さらに、AIと教師によるWCFの間で量的な効果に有意差がないことを実証し、AIをL2ライティング支援に統合する側面を示した。 社会的意義としては、時間的制約のある教師の個別支援の代替または補完として、AIが個別化されたフィードバックを提供できる可能性を示し、教育現場の課題解決に貢献しうる点である。
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