Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
ホタテ貝殻は成長する際に重量の約44%に相当する海水中のCO2を吸収しており、カーボンニュートラルに貢献する食材として近年注目されているが、リサイクル率は約60%と低く利用用途の開拓が課題となっている。そこで本研究は、貝殻のリサイクル率向上および資源循環を目的として1940年に酸性化し、生態系が崩壊した田沢湖(秋田県仙北市)の中和剤としての適用を目指す。さらに、中和処理後の中和剤を路盤材やコンクリート用骨材など建設材料としての再利用を検討することにより、SDGs14番のゴール「海の豊かさを守ろう」へ寄与する。