| Project/Area Number |
24K02720
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 58040:Forensics medicine-related
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| Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
前田 一輔 横浜市立大学, 医学部, 助教 (40724761)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
臼元 洋介 九州大学, 医学研究院, 教授 (50596822)
井濱 容子 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (80347137)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,590,000 (Direct Cost: ¥14,300,000、Indirect Cost: ¥4,290,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥7,930,000 (Direct Cost: ¥6,100,000、Indirect Cost: ¥1,830,000)
Fiscal Year 2024: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
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| Keywords | 乳幼児突然死 / マルチオミクス解析 / メタゲノミクス / ゲノム解析 / メタゲノム解析 / プロテオーム解析 / ロジスティク解析 |
| Outline of Research at the Start |
乳幼児や小児の突然死は、解剖だけで死因究明することは困難な場合が多く、またその病態についてもいまだ解明されていない。これまで、環境因子と遺伝的素因やウイルス感染などの関与が示唆されてきた。本研究では、ゲノミクス解析、タンパク質解析(プロテオミクス)、ウイルスゲノム解析(メタゲノミクス)を行うマルチオミクス解析による乳幼児および小児の突然死の病態解明を目指す。本研究結果から各オミクス解析で同定された死亡に関与した因子と病理組織学的所見、症例の属性や生前情報などから内因死と外因死を判別可能な関係式を作成し、死亡リスク予測モデルを開発する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
乳幼児の突然死(Sudden Unexplained Death in Infancy; SUDI)は、環境因子、遺伝的素因、感染症など多様な要因の関与が示唆されるものの、その病態いまだ解明されていない。今回、SUDIおよび小児の死亡症例におけるウイルス感染の関与を解明する目的で、ウイルスゲノム解析を実施し、症例の属性情報と比較検討した。 研究対象は、2019年2月から2025年5月までに法医解剖が施行された0歳から12歳までの乳幼児および小児102例(男児61例、女児41例)である。年齢構成は0歳が49例と最も多く、次いで1歳14例、2歳13例、3歳4例、4歳1例、5歳5例、6歳3例、7歳以上が13例であった。解剖所見、病理組織学的所見、薬毒物検査などから明らかな内因死と診断された症例は40例、外因死と診断された症例は25例、どちらか判然としなかった症例は37例だった。 各症例から採取した鼻咽頭拭い液を用い、Fast Track Diagnostics (FTD) Respiratory Pathogens 21 (Siemens Healthcare)によるマルチプレックスリアルタイムPCR解析を行い、20種類の呼吸器系ウイルスの同定を行った。 ウイルスゲノム解析の結果、1種類以上のウイルスゲノムが64例で検出された。死因別にみると、内因死例の約89%、外因死例の約55%でウイルスゲノムが検出され、内因死においてウイルス感染が高頻度に認められた。ウイルスゲノムは感染後も体内に長期的に残存する場合があるため、その解釈には慎重を要することが考えられる。今後は、検出されたウイルスゲノムの定量解析や、病理組織学的所見との詳細な比較検討などを進め、SUDIおよび小児の死亡におけるウイルスの病態の解明を目指す。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
検出されたウイルス種が多様で全症例分、デジタルPCRによるウイルスの絶対定量や免疫組織学的データまで揃えることができなかった。
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| Strategy for Future Research Activity |
今回、20種類の呼吸器系ウイルスを解析した。今後、他のウイルス種について次世代シーケンサーを用いて解析を行い、今回検出できなかったウイルス種についても同定を試みる。また、サイトカインやケモカインなどの炎症反応によって誘導されるタンパク質を含めた血清タンパク質についても解析し、ウイルス感染症による死亡との関連を検討する。
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