Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究においては、金属基板表面のマイクロ・ナノ構造を精緻にデザインすることを通して、気相中および液相中におけるライデンフロスト効果を完全に抑制できる超高効率冷却基板の開発に挑戦します。これ実現するために、電気化学的なプロセスを用いて金属基板表面に二層の構造をもつ酸化皮膜を作製します。表層には水が基板表面に速やかに濡れ広がることのできる構造を、内層には微小な細孔と親水性物質を組み合わせた構造を形成します。ハイスピードカメラやサーモグラフィーカメラをはじめとする様々な機器を用いた分析を通して、本研究において作製した基板が工業応用できる可能性を検討します。