| Project/Area Number |
24K19758
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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| Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
西村 理宇 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (70989300)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2027: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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| Keywords | 鼓索神経 / 真珠腫性中耳炎 / 神経再生誘導チューブ / 中耳真珠腫 |
| Outline of Research at the Start |
鼓索神経は舌前方2/3の味覚と一部の知覚を支配する末梢神経である。中耳真珠腫は鼓室内で発生し、骨破壊と慢性炎症を伴いながら、増大する疾患である。そのため、真珠腫の病変や手術加療によって、神経を損傷する危険性がある。申請者らの先行研究では、中耳真珠腫術後の鼓索神経保存率は56.7%であり、損傷後に神経機能低下が残存した。損傷後の鼓索神経機能を改善させるため人工神経を用いて再生させる方法を考案した。
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| Outline of Annual Research Achievements |
鼓索神経は顔面神経垂直部より分岐し、鼓索神経小管を経て、鼓室内へ出る。鼓室内ではキヌタ骨長脚とツチ骨柄の間を神経鞘と一層の粘膜に覆われながら走行し、錐体鼓室裂より側頭下窩に出る。ここで舌神経と合流して同側の口腔底から舌前方の3分の2における味覚と知覚を支配する。鼓索神経は、体内で唯一、鼓室内という空間を走行する末梢神経であり、その解剖学的特徴から鼓室内を中心に操作する中耳手術では頻繁に遭遇する。また、中耳真珠腫や慢性中耳炎の手術では、病変そのものによる炎症波及と病変除去の操作の両者で神経機能障害をきたす危険性がある。当科では、いかなる中耳手術においても可能な限り鼓索神経を保存するように努めているが、過去の申請者らの研究において、中耳真珠腫の手術加療終了後の鼓索神経保存率は56.7%であり、損傷した側の神経機能低下が残存することを示した。現在、末梢神経切断後の治療には、自家神経移植もしくは、人工神経を用いた神経再生誘導療法が行われることが多い。すでに整形外科領域では橈骨神経損傷由来の知覚鈍麻や坐骨神経痛に対する人工神経再建の自家神経移植に対する非劣性が報告されている。真珠腫の病変及び手術加療にて損傷を受けた鼓索神経機能を改善させる方法として、損傷した鼓索神経に神経再生誘導チューブを用いて再生させる方法を考案した。 現在、真珠腫性中耳炎の手術加療の過程で切断された鼓索神経を神経再生誘導チューブで再建することで神経機能がどう変化するかについて検討している。現時点では、手術中に鼓索神経が切断される症例数が少なくデータ量は十分と言えないが、今後も継続的に取り組む予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
神経再生誘導チューブは高額で、病院に常備することができないため、あらかじめ鼓索神経損傷の予測される真珠腫症例には術前から準備するようにしているが、予測以上に切断する場合が少なくデータ収集が不十分となっている。
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| Strategy for Future Research Activity |
成人の進行真珠腫症例に対し、神経再生誘導チューブをもう少し幅広く準備しておくこととし、症例数を増やすように努める。
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