Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年、心血管病(CVD)や慢性腎臓病(CKD)と食習慣との密接な関連性が明らかにされつつあり、これらに対する関心が高まっている。多くの研究が特定の栄養素とこれらの疾患との関連性を示しているが、全体的な食習慣との因果関係の解明は進んでいない。本研究では、メンデルランダム化の手法を適用することで、因果効果をより正確に推定することが可能となる。さらに、その知見をもとに食習慣に基づく、CVDやCKDの食事指導の方針や推奨ガイドラインへのの提唱する。本研究により、食習慣の改善がこれらの疾患の予防策や治療戦略の構築に貢献し、社会全体の健康増進に繋がる可能性がある。