Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本計画は、子どもを対象に、思考の相互作用が深く関わる哲学対話の中での受容過程を検討する。心理学研究によって示された心の多様性の科学的な成果を一般の聴衆に講演し、哲学対話の中で様々な意見を交換する中で、一般の聴衆が新たな知見の受容過程を分析する。本申請は、心理学の各分野と哲学領域をつなぎ、教育学的にも大きな意味も有する、革新的な研究になる。哲学対話は「子どものための哲学対話」から生じた経緯もあり、さらに教育手法として幼稚園児から中学生まで対象として行われていることから、児童を対象としてその効果を検討することには意義がある。