Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
高効率光熱エネルギー変換素子であるヘムを有するタンパク質を分子ヒーターとして用いた光スイッチングによる新規細胞操作技術を開発する。細胞膜上に発現する温度感受性イオンチャネルタンパク質にヘムタンパク質ヒーターをカップルさせ、光スイッチングによる高効率なイオン透過技術を生み出す。この実現には、ヒーター分子の細胞内での発現密度の向上を図る。また、タンパク質ヒーターの高効率化のために、分子内に複数のヘムをもつタンパク質をヒーターとして利用する。タンパク質ヒーターをオルガネラ選択的に発現させることで、細胞内の特定部位における熱シグナル産生を行い、細胞応答を観測する。