Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究は、18世紀のスペインおよびラテンアメリカで数おおく制作された「よき羊飼いの聖母」を主題とする絵画・彫刻作品を調査対象とし、その図像がいかに成立、展開したのかをつぶさに検討することで同社会における聖母マリア崇敬の質的な変化を捉えようとするものである。長期的な目標としては、中南米地域における図像の伝播と変容の実態も整理、解明したいと考えているが、本研究ではまず、2年間でスペイン国内に限定して成果を挙げることを目指す。