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社会ネットワークが経済の動学的安定性にもたらす影響についての研究

Research Project

Project/Area Number 24K22648
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 0107:Economics, business administration, and related fields
Research InstitutionKonan University

Principal Investigator

荻巣 嘉高  甲南大学, 経済学部, 講師 (21002651)

Project Period (FY) 2024-07-31 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2024)
Budget Amount *help
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywordsマクロ経済学 / 景気循環 / 紹介雇用 / 社会ネットワーク
Outline of Research at the Start

近年活発化している紹介雇用は、労働者の交友関係に強く依存し、労働者間の失業確率、賃金率に格差をもたらすことが知られている。この格差は労働者が持つ交友関係によって構築される社会ネットワークが、失業に対する一種の保険としての機能を持つことに由来する。この保険としての機能は、失業期間の短期化、景気循環変動の安定化などをもたらすと考えられる。本研究では社会ネットワークが持つ保険としての機能に着目し、社会ネットワークの存在が失業期間の短期化や景気循環変動の安定化などに、どのような経路で影響を与えるかを理論的に明らかにし、さらにその影響の大きさを定量的に検証することを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は近年活発化している紹介雇用が労働者の失業に対して保険としての役割を持つことに着目し、安定性の観点から景気循環変動に対して果たす役割を検証しようとするものである。本年度は基本となるモデルの作成とその性質の分析に取り組んだ。
本研究で用いるモデルの基礎となる部分については仮の分析を終えた。構築したモデルにおいては、経済のショックに対して、紹介雇用での採用確率と労働市場での採用確率に異なる反応が発生することが確認された。また、当該研究を進める際の試金石とするために、このモデル分析の結果を研究会にて報告を行った。その報告の中で、現状のモデルの持つ問題点について新たに多数の示唆を得られた。特に、紹介雇用と労働市場での採用確率の違いが単なる数学的な仮定によるものであるのか、あるいは経済学的な意味を持つものであるのかについて、より深く検討を行う必要があることが明らかとなった。
現在は上述の問題に取り組むために、紹介雇用の採用確率を近似的な形で示していた点をより厳密な形で特徴づけ、景気循環をもたらすようなショックに対してその採用確率の反応が大きく変わるかどうかを検証している。この修正によって紹介雇用による採用確率が大きく変化する場合、モデルに生じる紹介雇用の採用確率と労働市場の採用確率との反応の違いは、単なる数学的な関数形の違いあるいは近似に起因するものであると考えられる。一方で、反応に大きな違いがない場合は、背景に意味のあるメカニズムが存在している可能性が高い。これらの違いを慎重に検討しつつ、経済学的に意味のあるメカニズムを明らかにできるようなモデルの構築・分析を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

モデルの核となる部分に修正と再検討が必要となったため、予定よりやや遅れたペースで研究は進行している。

Strategy for Future Research Activity

モデルの中核となる部分について丁寧に検討を行い、モデル分析等を引き続き行っていく。必要に応じて、研究会への参加や他の専門家との個人ミーティングを行い、課題の解決を試みていく。

Report

(1 results)
  • 2024 Research-status Report

URL: 

Published: 2024-08-01   Modified: 2025-12-26  

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