Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
放射線治療の治療計画は、事前に撮影された画像に対して作成されるが、治療期間は最長で2か月におよぶ。現状は、計画位置に対して臓器位置を手動で修正しており、治療位置には担当者に依存するばらつきが生じている。高品質な放射線治療を提供するためには、位置照合の属人性を排除することが必須の課題である。これを解決するべく、本研究は、非属人的な位置照合を可能とするアルゴリズムを開発する。具体的には、臓器輪郭を3次元モデルへと変換し、治療計画と毎治療日の臓器輪郭の距離が最小となる位置を探索する。本研究の実現により、日々の臓器変動に対する堅牢性の向上が期待され、より高品質な放射線治療を提供することができる。