Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
申請者の所属する研究室では、独自に開発したアルキンジコバルト錯体を基質とした付加環化反応により、一般に合成が困難な中員環の網羅的な構築法の開発を行っている。これまでに、7,8,10員環の構築には成功しており、本研究では[6+3]付加環化反応により合成難度の最も高い9員環の構築法の確立を目指す。さらに、本手法を用いて炭素9員環を有する生物活性天然有機化合物の全合成研究にも取り組み、創薬研究の新たな展開を示す。