Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
Epstein Barr virus (EBV) 関連がんが分泌する腫瘍由来細胞外小胞(EV)は腫瘍微小環境の構築に必須であり、微小環境におけるEV膜リン脂質の修飾は腫瘍発生を劇的に促進させる。当研究室で独自に開発した人工脂質修飾EVであるsPLA2-reacted EV derivatives(SPREDs)は、脂肪不飽和化酵素であるfatty acid desaturase 6(FADS6)の発現を顕著に誘導し、EBVによる形質転換を顕著に促進した。本研究では、SPREDsによるFADS6の発現誘導機構と腫瘍化促進関連遺伝子群の同定を行い、FADS6の生物学的な重要性や機能の解明を目指す。