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森里海をつなぐメタ群集構造の決定プロセス解明:若狭湾系沿岸群集に着目して

Research Project

Project/Area Number 24K23922
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 1101:Environmental analyses and evaluation, environmental conservation measure and related fields
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

八柳 哲  京都大学, フィールド科学教育研究センター, 特定研究員 (01005554)

Project Period (FY) 2024-07-31 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2024)
Budget Amount *help
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords魚類群集 / 環境DNA / 沿岸生態系 / メタバーコーディング / 河川生態系
Outline of Research at the Start

本研究では日本海最大の湾である若狭湾に存在する複数の支湾に着目し、空間スケールの階層的なアプローチと環境DNA手法を駆使することで若狭湾系の沿岸魚類群集の形成・維持機構を解明することを目的とする。海域・陸域の移行帯として重要な生態系である沿岸域の群集構造を局所レベル・地域レベルで理解するため、湾外・湾内の海水と河川水の環境DNAを魚類網羅的メタバーコーディング手法により分析し、種の分散や種間相互作用を考慮した群集解析を行う。これにより、捕獲調査等の従来方法では捕捉が難しかった魚類群集間の繋がり、そして森里海の繋がりを見える化する。

Outline of Annual Research Achievements

複数の支湾から構成される若狭湾を舞台に沿岸魚類群集の形成維持要因を調べるため、2024年度は舞鶴湾およびそこに注ぎ込む伊佐津川を中心として、舞鶴湾外に位置する由良川河口域、また比較のため若狭湾外に位置する円山川河口域などで環境DNA調査を実施した。現状の調査範囲は部分的であるが、得られた環境DNA試料を魚類網羅的DNAメタバーコーディングに供した結果、若狭湾に見られる群集構造はそれぞれの支湾と河口域が織り成す多様な環境と景観要素の組み合わせによって形成される可能性が示唆された。一部のハゼ類などの環境選好性の強い魚種や、移動性が高いが来遊する河川には一定の傾向が見られる通し回遊魚、さらに汽水性魚種を含め、検出された魚種の生態にも着目した解析を行うことで、海という繋がった空間における局所レベル・地域レベルでの生物多様性の形成維持について洞察する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2024年度の野外調査は、予定していた調査範囲のうち半分程度の京都・兵庫沿岸までに留まった。部分的な環境DNA試料の分析の結果、若狭湾に属する沿岸河口域の魚類群集の類似度は地点間の距離よりも環境・景観の類似度との関連が強い可能性が示唆された。そのため若狭湾内の各支湾およびそこに注ぎ込む河川の環境・地形情報の収集を行い、比較に適した調査地点の選定を進めている。これにより、2025年度は効率的な野外調査の実施が可能となる見込みである。

Strategy for Future Research Activity

2025年度は福井沿岸を含む若狭湾沿岸全体での季節的な環境DNA調査の実施を計画している。これにより支湾の内外、さらには若狭湾の内外での群集構造と環境景観要素の比較を可能にし、階層的な空間スケールで群集の形成維持を探るためのデータセットを取得する。また環境DNAの分析によって、若狭湾における分布未報告種の定着可能性に関する副産物的なデータも得られた。そうした魚種の若狭湾各支湾における分布と定着要因についても併せて分析を進める。

Report

(1 results)
  • 2024 Research-status Report

URL: 

Published: 2024-08-01   Modified: 2025-12-26  

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