Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
近年、超精密な時間・エネルギー測定技術である光時計を駆使した、標準模型を超える新物理探索実験が注目を集めている。本研究では特に、いくつかの新物理現象に非常に高い感度を持つイッテルビウム原子の431 nm 新時計遷移に注目した。本研究開始以前に既に431 nm遷移の直接観測・精密分光に成功しており、本研究ではさらに実験装置を発展させ、電子・中性子間の新湯川型相互作用探索実験、局所ローレンツ不変性の破れ探索実験を行い、既存の制限を大幅に超える世界最高精度でこれらの新物理を検証する。