Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究の目的は、マールブルク学派が《カント解釈からどのような自然科学観を持ち、どのような哲学体系を提示しようとしたのか》を明らかにすることにある。その際、当時の歴史的文脈に着目し、自然科学者対マールブルク学派という構図を描き、そこからこれまで不鮮明なまま放置されてきたマールブルク学派の自然科学像を明らかにする。そのとき、歴史的課題、理論的課題、それらの統合という観点からこの問題に取り組む。