Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究では,固体壁に囲まれた領域に存在する実在気体の振る舞いを気体分子運動論の観点から記述する方法について検討する.特に,従来の運動論方程式では実現されていない以下の2点を両立するモデル方程式の作成に取り組む:(1) 気体分子間の相互作用および気体分子と固体壁面の相互作用の簡便な記述,(2) 熱力学との整合性が証明できるモデル化の方法.また,従来の運動論方程式と考案したモデルを理論解析と数値シミュレーションの両面から比較する.