Project/Area Number |
25906002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学・心理学
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Research Institution | 福井県立福井東養護学校 |
Principal Investigator |
小島 雅彦 福井県立福井東特別支援学校五領分教室, 公立学校教員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2013: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 高校生 / レジリエンス / 心的外傷後成長 |
Research Abstract |
福井県内の高校生、男女約1,078名を対象として、無記名自己記入式の質問紙調査を実施した。調査内容は、今までの人生で最もつらかった出来事に対して当時感じたストレスの強さ、心的外傷後成長、レジリエンス、抑うつの程度、心的外傷後ストレス症状であった。 調査の結果、抑うつ状態にある生徒の割合は22%、心的外傷後ストレス症状があると認められる割合は33%であり、多くの生徒が、メンタルヘルスに問題を抱えている実態が明らかになった。 また、共分散構造分析を行ったところ、ストレスの強さは、心的外傷後成長にはあまり影響を与えていないこと、心的外傷後成長と精神的回復力は抑うつを抑制するように働いている一方、心的外傷後ストレス症状には影響を及ぼしていないことが示唆された。学校教育においては、生徒のレジリエンスを育てるともに、カウンセリングなどによって、心的外傷のケアを積極的に果たしていく必要が認められた。
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