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「生物基礎」科目の生態学分野における環境倫理意識の育成を目指した環境学習の研究

Research Project

Project/Area Number 25907031
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育学・教育社会学
Research Institution群馬県立伊勢崎興陽高等学校

Principal Investigator

山本 容子  筑波大学, 人間系, 助教

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords環境学習 / 環境倫理 / デープ・エコロジー
Research Abstract

1 研究目的
本研究では、前任の勤務校である普通高校の理科の「生物基礎」科目の授業において、「環境倫理」の視点を導入し、環境リテラシーの育成を目指した環境学習プログラムの開発、試行および評価を行い、自然との共生を実感させる環境学習のあり方を解明することを目的とした。
2 研究方法
「生物基礎」の生態学分野において、「環境倫理」の視点を導入した身近な自然との一体感を感じる環境学習プログラムを開発した。プログラムは「生物基礎」科目の「生物の多様性と生態系」単元に位置づけ、通常の授業に、野外体験実習「校庭の草本類の植生調査」、および、ディープ・エコロジーを導入したワークをアレンジした野外体験実習「校庭の身近な樹木との一体化体験」を導入し、全15時間のプログラムとして実施した。勤務校の1年生3クラス(計122名)を対象に平成25年9~11月に実施した。
3 研究成果
プログラム実施後の質問紙調査の結果、プログラムを実施した勤務校の1年生の多くはプログラム実施前から環境への意識が高く、ディープ・エコロジーの概念に対して肯定的であることが明らかになった。そして、プログラム実施後、環境問題に体する認識・知織、意識・態度、行動様式、ディープ・エコロジーの中心概念である多様性と共生の原理、生命圏平等主義、自己実現のカテゴリーにおいて正の有意差がみられ、生徒の環境倫理意識の高まりが示された。実施高校の種々の条件に規定された事例的実践ではあるが、ディープ・エコロジーをもとにした環境倫理の視点を導入した環境学習プログラムを実施することにより、多くの生徒に、プログラム目標である「生物多様性と共生、および、生態系の概念の理解」が達成された。また、「原則としての生命圏平等主義の獲得」、「自然との一体化による自己実現への到達」についても、その達成が示唆された。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks] 研究成果の一部は、筑波大学大学院の博士論文「生物教育における環境倫理の視点を導入した環境教育の研究―ディープ・エコロジーの視点を中心として―」にまとめた(2014年8月)。

    • Related Report
      2013 Annual Research Report

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Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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