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音と形の同時学習による漢字習得

Research Project

Project/Area Number 25907040
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育学・教育社会学
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

遠藤 章子  早稲田大学, 日本語教育研究センター, インストラクター

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords漢字学習 / 日本語学習者 / 音声情報
Research Abstract

当該研究は、漢字を母語としない学習者が漢字を書かずにコンピューターに表示される漢字を繰り返し見ることにより、漢字の意味を覚えることが可能かどうかを明らかにする目的で行った。
実験では学習者を二群(漢字を見ながら読み方を音声で聞いて覚える群、音無しで漢字を見ることで学習する群)に分けた。学習者は、コンピューターを利用した漢字学習を行った後、直後事後テストを受験した。この学習と事後テストは2回にわたって行われた。2回目の学習から3週間後に漢字学習を行わずに遅延事後テストを受験した。群間の学習効果は、事後テストの点数によって測定・比較した。
実験の結果、二群間に差異は認められなかった。どちらの群にも以下の傾向が認められた。
1. 全ての事後テストで、点数が高かったのは、偏が意味と関連している漢字であった。音声を聞きながら学習した群は、音符(例 : 洗の「先」や、校の「交」)を含む漢字の学習効果が高いことが期待されたが、音声なしの群の点数と差異が認められなかった。
2. 二回目の事後テストは、一回目の事後テストより点数が高く、有意な差が認められた。しかし遅延事後テストは、一回目の事後テストより点数が低く、二つの点数の間には有意な差が認められた。
これらの結果より、以下の点が導きだされた。
1. 学習者はまず意味情報に注目して漢字を覚える(先行研究を踏まえると、習熟度が上がるにつれ音情報にも着目できるようになると予想される)。
2. 偏が意味と関連している漢字は定着しやすい。
3. 繰り返し漢字の提示を受けることが漢字の定着に結び付く。意味を覚えるだけなら書く必要は認められない。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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