Project/Area Number |
25908006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅰ(文科系)
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
稲澤 由以 愛知教育大学, 附属高等学校, 教員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 高等学校英語 / プロセス・ライティング / ICT機器 |
Research Abstract |
1 研究目的 学習指導要領では、高等学校の英語の授業そのものを実際のコミュニケーションの場面とすることが求められている。コミュニケーションの即時性に対応するためには、一度に多くの情報を提示し、必要に応じて修正することができるICT機器の活用が有効である。本研究では、高等学校における英語ライティングの学習指導において、ICT機器の活用が生徒の発信内容への意識の高まり、そして書くことを中心とした英語での表現力の向上につながることを明らかにする。 2 研究方法 生徒が英語を使って表現する際に、自ら英語で考えて英語で発信できるよう、タブレット型パソコンを活用して、生徒間での意見の交流を促した。具体的には、プロセス・ライティングの概念を援用し、まず、生徒に書く内容についての構成概念を書き出させ、それぞれの概念の関連性について考えさせた。次に、構成概念の配列を考えさせ、アウトラインを作成させた。それを基に英文で原稿を作成させ、グループでのディスカッションを経て英文を推敲する活動を行わせた。これらの活動により、グループ内やクラス内での英語によるコミュニケーション活動がどのように活性化するかを検証した。 3 研究成果 タブレット型パソコンの活用により、生徒は、自ら考えて英文を作成するようになった。そして、伝える内容と同時に、どのように伝えると効果的かということについても意識するようになった。また、グループ内で意見を共有することで、自分の考えを客観的に見直し、より説得力のある英文を作成することにつながった。
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