Project/Area Number |
25908024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅰ(文科系)
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
佐藤 麻子 東京学芸大学, 附属小金井中学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2013: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 消費者の安全 / 中学校技術・家庭 / 教材開発 |
Research Abstract |
技術・家庭科の学習指導要領では、安全と衛生に留意した調理用具の適切な管理、家族の安全を考えた室内環境の整え方を知るといった内容が扱われている。中学校において安全・安心に関する教材や教室等の学習環境の整備をすることが必要不可欠と考える。消費者の安全という視点から、責任を持って行動できる消費者の育成を教材開発におけるポイントとし、中学生向けの危機管理に関する教材の開発を進め、以下、4点を実践した。1. 中学校技術・家庭科教科書における注意を促すマークを分析し、消費者安全の視点に立つ注意を促すマークを統一して記載することを学会誌に提言した。2. 家庭科室の安全・安心に配慮した学習環境の調査を他附属6校の家庭科室の設備をカメラ等に記録し担当教師のインタビュー調査を行い、安全・安心に配慮した家庭科室改善のポイントを整理した。3. 本校中学校生徒に対して、暮らしの中で見られるマークの中で、日常生活で多く見られる「消費者注意図記号」の禁止や注意、指示のマークを探す活動を行いワークシートに整理することで生徒が安全・安心を意識する一つの視点となった。4. 身近な危険を安全にするために、安全を考える授業実践として生徒自らが家庭科室の安全に配慮した施設・設備の工夫として家庭科室にあるものや場所の危険を回避するための方策を考え行動化するために注意喚起するものの合言葉、掲示物作り、安全安心マニュアル作りを通して言語化したり作業化したりして学習活動の展開を試みた。安全・安心を視点にした家庭科室の学習環境整備を生徒自ら作成することにより自ら危険を発見し危険を回避することができる。家庭科室から見た安全・安心を家庭での実践に広げ、さらには、消費者として、製品などの基礎的な知識を身に付け、様々な情報を活用し安全について考え、選択し判断し行動化まで導くことができる活動で意義があったと考える。
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