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中学校国語科においてアナログ方式とデジタル方式による学習効果の差異を検証する。

Research Project

Project/Area Number 25908039
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅰ(文科系)
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

端名 秀雄  金沢大学, 人間社会学域学校教育学類附属中学校, 教諭

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2013: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywordsアナログ / デジタル / 提示
Research Abstract

1. 研究目的
本研究は、中学校国語科において文字言語による学習(アナログ方式)と、画像の視聴を中心とした学習(デジタル方式)を比較し学習効果の差異を検証しようとしたものである。
2. 研究方法
以下のI~IIIの資料をA~Cの方法で生徒に提示し、内容の理解度を10項目の確認テスト(10点満点)で評価した。
I「図表を含んだ文章」A-図表を除いた文章のみにして配布して読ませる・B-配布して読ませる・C-スクリーンに提示して読ませる
II「動物の写真(18種類)」A-資料を配布する・B-18種類の動物をスクリーンに順番に提示する・C-9種類ずつ2枚に分けた資料をスクリーンに提示する
III「動物の写真(20種類)」A-20種類の動物をスクリーンに順番に提示する・B-20種類の動物を表す漢字をスクリーンに順番に提示する・C-20種類の動物を表すカタカナをスクリーンに順番に提示する
3. 研究成果
確認テストの結果は、IA-7.8点・IB-6.2点・IC-6.2点、IIA-8.2点・IIB-6.2点・IIC-7.9点、IIIA-7.1点・IIIB-8.2点・IIIC-7.4点(各40人の平均点)となった。
結果をまとめると、IではAが最も理解度が高く、Cは最も低かった。IIでは、1種類ずつの画像を提示したBよりもまとめたCの方が記憶に残りやすく、B・CよりAの方が得点が高かった。IIIでは、A→C→Bの順で得点が高くなった。以上から画像を見ての理解は、文章を読んでの理解には及ばず、文章と画像の併用は、画像が文章理解の妨げになる場合もあることがわかった。また、画像より漢字・カタカナなどの文字で提示された方が記憶に残りやすいという結果もみられた。デジタル方式での資料の提示に関しては、画像は文章と切り離して提示した方が効果的であること、物の画像はその名称を文字で提示した方が記憶に残りやすいことなどもわかった。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2020-05-15  

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