世界平和について考えることができる未来の地球市民の育成
Project/Area Number |
25908044
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅰ(文科系)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
松尾 砂織 広島大学, 附属三原中学校, 教員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 世界平和 / グローバルな視点 / ガイド活動 |
Research Abstract |
本研究は, 外国から訪問される方たちを中学生が広島平和記念公園および公園内慰霊碑と, 広島市内周辺施設を英語でガイドする活動を通して, 平和について考え, 自分なりの考えを持ち, 自らの英語でそれを表現しようとする技能を高めることの有効性を明らかにすることを目的とする。 1 アンケート項目作成と調査結果 事前を平成25年5月23日, 事後を6月27日に29項目5段階で実施した。「プロジェクトを通して, 世界から見たヒロシマ・日本について考えることができる(できた)」の事前 81.58%, 事後 87.5%と肯定的結果が出た。 2 本プロジェクト実施時の「コミュニケーション技能」調査結果 活動状況をデジタルビデオカメラで録画し, 「平和」について考え意見交流するために分かりやすく伝える姿をAとし, 3段階の評価規準を作って評価し事後指導に活用した。 3 本プロジェクト実施後の学習活動 調査結果と記録映像を生徒に見せ, ふりかえり学習を行う中で, 互いの平和に対する考えを交流し考えを深めた。 4 本プロジェクトの有効性を確認 (1)参加者の感想をビデオで録画し分析した。「平和に関する考えを英語で話し, コミュニケーションをしながら碑を案内する活動は価値がある。」と肯定的な評価だった。 (2)平成25年9月に米国エッペス中へ学校訪問し, 授業をした。内容は①本プロジェクトのDVDを見せ, エッペス中学校の生徒に世界平和とは何かを考えさせる。②附属三原中の生徒の夢や希望, 平和への考えを語ったビデオレターを見せる。③②に対する返事をビデオで撮る。④附属三原中の生徒の手紙を読み, 返事を書かせる。帰国後, エッペス中の生徒の手紙とビデオレターを用いて, 授業を行った。 5 研究のまとめとその発展性 研究の成果は, 自己変容の認識のために, 生徒と参加者の記録映像を授業で活用したことと, 学校訪問先での授業実践と, その内容を活用してグローバルな視点で平和の考えを持つ重要性を指導したことである。
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Report
(1 results)
Research Products
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