高等学校通信制課程における世界史科と北方地域史をつなぐICT教材の開発について
Project/Area Number |
25908055
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅰ(文科系)
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Research Institution | 北海道有朋高等学校 |
Principal Investigator |
吉嶺 茂樹 北海道有朋高等学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 北方史教材 / ICT / 通信制高校 |
Research Abstract |
本研究は、これまでの奨励研究の成果を踏まえ、通信制生徒に対する世界史科教材の一環として、北方地域と世界史をつなぐ教材開発を行い、勤務校WEB上で公開し、生徒の添削課題学習に活用するという計画であった。さらにICTを活用した地域教材開発のノウハウを構築することで、他の都府県で世界史科の教育にあたっている現場の先生方にとって活用できる教材作成を心がけた。今回の研究では以下の成果を得た。 1. 小中学校・高等学校世界史教科書掲載の北海道史関係記載の検討と、特に礼文町・宗谷地域の小中生向け地域史教材の精査を行った。その成果は次項に記すWEB教材に活用した。2. 実際に稚内市・礼文町で調査撮影を行い、動画を用いた世界史科の地域教材を作成した。礼文町教材についてはすでに勤務校WEB上で公開した。稚内市教材についても作成は終え、教材時期にあわせアップロードの予定である。なお礼文町教材については、北海道大学アイヌ先住民センターの国際共同研究発掘調査(使用言語は英語)に生徒を引率して参加し、その生徒作成レポートを使って教材化した。通信制生徒のこうした事例は管見の限りほとんどない。3. デジタル教材作成にあたっての共通書式とシナリオ作成については一定のフォーマット作成が出来た。4. 北方史資料を用いたICTと一次史料を使った教材の検討については東京及び関西において数回の報告の機会が与えられ、別記した。これらの研究会で得られた討論成果や知見については、次年度以降の研究に生かしていくつもりである。なお計画した5. 沖縄県での公開授業及び授業検討会と、WEB授業および6. ソウルの京仁教育大学での報告と討論は、いずれも先方の都合により開催できなかったが、長崎県とのWEB授業実施計画検討についてはこれを行った。いずれも次年度以降の課題としたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)