Project/Area Number |
25909004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅱ(理科系)
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Research Institution | 松阪市立飯高東中学校 |
Principal Investigator |
井戸坂 幸男 松阪市立飯高東中学校
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 情報教育 / 情報科学 / 技術教育 |
Research Abstract |
中学校の技術・家庭科の授業を中心に、情報を科学的に理解するための教材に関する研究を行った。コンピュータの学習は単に道具の使い方だけを教えるのではなく、原理を理解し仕組みや処理を科学的に考えることが大切である。そこで、次の3つの教材に関する研究を中心に進めた。 (1)国際情報科学コンテスト「ビーバーコンテスト」 論理的な思考を要する「国際情報科学コンテストBebras」で出題された問題を、理数系の学習への興味・関心を高め、思考力や知識の活用力を育てる学習に活用することを検討した。まず、小中学校の教員に対してアンケート調査を実施し、コンテスト問題をどのように評価するかを調査した。その結果、教員の多くはコンテスト問題は楽しく取り組め、考える力を身に付けることができる教材と考えており、思考力の育て方や普段の授業を考え直すきっかけにもなることが分かった。続いて、コンテスト問題を活用した中学校の授業を実践した。生徒全員が楽しく取り組め、考える力も身に付いたと感じる授業ができることが分かった。 (2)コンピュータサイエンス・アンプラグド 「富士通キッズイベント(情報オリンピック日本委員会・富士通主催)」を中心に、小中学校で使える授業用コンテンツの開発を進めた。「エラー検出とエラー訂正」のActivityを使った学習において、小学生を対象とした授業が可能であることが確認できた。 (3)計測・制御学習 中学校の技術・家庭科で必修化された計測・制御学習で使用できる学習システムを提案した。授業には自律型の制御ロボットが多く使われているが、教材の経済的な負担と指導者の管理上の負担の軽減を目指し、少ない制御教材で授業ができる共有システムを考えた。このシステムは教室内で使用する制御教材の数を少なくし、複数台の端末から制御教材を共有して利用できる。中学生を対象とした授業で有効性が確認できた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)