原子・放射線の学習教材の改良およびその支援教材の開発ならびに実践普及活動
Project/Area Number |
25909018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅱ(理科系)
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Research Institution | 永平寺町松岡中学校 |
Principal Investigator |
小鍛治 優 永平寺町吉野小学校, 教頭(教員)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 化学教育 / 分子模型 / 放射線教育 |
Research Abstract |
1. 研究目的 「初等中等教育の新しい教材として開発した安価な原子模型教材および簡易型霧箱等を用いて、放射能・放射線教育ならびにエネルギー・環境教育の展開に活用し、教材の改良とその支援教材の新たな開発を図りながら、確かな知識と判断力を備えた児童・生徒の育成を図ること」を目的とする。 2. 研究方法 I : 新開発放射能・放射線学習教材の改良と支援教材の開発 ○原子模型の核カプセルの改良と学習支援ボードの開発 ○放射線観察実験におけるドライアイスを使わない氷・ペルチェ式簡易霧箱教材の改良と原子模型を利用した放射性物質の崩壊を学習するための核分裂反応学習支援教材の開発 ○化学反応と核反応のエネルギーの大きさの隔たりを学習する支援教材の開発 ○放射線の単位・放射線の大きさ(量的感覚)を学習する支援教材の開発 ○放射線の性質とその社会利用(橋架け、切断、グラフト重合など)を学習するソケット方式分子模型による支援教材の開発 ○放射能・放射線教育のための連携授業計画、資料収集(関西電子ビームKK、県立病院陽子線治療施設、福井大・医など)および教材作製マニュアル等の作成 II : 教員研修の実施と普及活動 開発した教材を用いて、県内外の小中高校の理科担当教員を対象とした活用研修を実施し、教材の作製方法、活用ノウハウおよびテキストを広く普及する。 3, 研究成果 「分子模型制作&活用マニュアルVer. 3」をつくり、現場の教員に配布して活用を進めた。また、日本エネルギー環境教育学会、日本理科教育学会で、今回開発した瓶分子模型教材を含めた、様々な分子模型教材や実践例を示して、粒子概念の育成のために分子モデリングの有用性を示したり、教育現場での活用を呼びかけたりすることができた。そして、研究成果を「化学と教育」(日本化学会刊)や「理科の教育」(日本理科教育学会編集)などをはじめとする、各種の学会誌等に発表し公表した。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)