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普通科高等学校における身近な素材を用いたバイオテクノロジー実習の実践に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25909023
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅱ(理科系)
Research Institution神奈川県立湘南台高等学校

Principal Investigator

齋藤 昂良  神奈川県立湘南台高等学校, 教諭

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2013: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywords植物バイオテクノロジー / ニンジンのカルス / インビトロフラワー
Research Abstract

本研究の目的は、身近な素材を用いた植物バイオテクノロジー実習の材料および実践方法について検討し、この実験実習の実践によって、生徒の科学技術に対する興味関心を高め、生徒の生命科学技術に対する理解や、生命に対する畏敬の念を育むことができるか検討することである。この目的を達成するため、まず(1)最適な材料、(2)簡易な植物バイオテクノロジー実習法の確立について検討した。
(1)の最適な材料について、培地から検討した。資料集等に掲載されている実験で用いる培地は、MS培地というものであるが、その価格や手に入りにくさといった問題点がある。そこで、洋ランの育成で良く用いるH培地(市販の園芸用肥料を使用した培地)を用いてもニンジンやアスパラガスからカルスを作製できるか検討したところ、MS培地と比較しても遜色なくカルスを作製できることが分かった。次に、培養に適する材料を検討した。資料集などでは、ニンジン形成層やアスパラガス茎頂からのカルス形成をよく見かけるが、植物の花芽形成と関連して、トレニアの試験管内開花(インビトロフラワー)を身近な材料で作製することが可能か検討した。トレニア種子をMS培地に無菌播種したのち、熱帯魚飼育で用いられる市販の青色蛍光灯照射下で約2カ月間培養したところ、草丈約5cmで開花させることができた。
本年度の研究では、市販の園芸用肥料を用いたH培地で、ニンジンおよびアスパラガスからカルスを作製できること、MS培地と青色蛍光灯を用いてトレニアの試験管内開花が誘導できることを示すことができたが、予定していた(2)簡易な植物バイオテクノロジー実習法の確立を検討するまでに至らなかった。今後、人工気象装置やオートクレーブを用いないでこれらの作製ができるか検討を進める予定である。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2020-05-15  

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