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オオゴマダラ飼育教材の開発と沖縄石垣市における実践

Research Project

Project/Area Number 25909049
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅱ(理科系)
Research Institution橿原市昆虫館

Principal Investigator

久米 智  橿原市昆虫館, 橿原市昆虫館, 温室学芸係長

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywordsオオゴマダラ / 理科教育 / 教材化
Research Abstract

地域の代表的なチョウを教材として活用することで、(1)基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して自ら考え判断し、表現することにより様々な問題に積極的に対応し、解決する力を育てる、(2)自らを律しつつ、他人とともに協調し他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性を育てる、(3)郷土の自然を知り、それを保護していこうとする郷土愛の育成を図ることができる。などの教育効果が期待できる。授業終了後に教員と生徒用にアンケートをとり教材としての改良点をまとめ、その結果から教材を改良し、さらに児童・生徒や教職員の感想や意見を求めながら教材としての完成度を高めていく。
沖縄県石垣市内の小学校を対象にオオゴマダラ(市蝶)を教材として使用し、飼育道具や長年の飼育技術を活かし、簡易で手元で観察できる飼育キットを作成した。飼育キットには透明のカップ(深さ10㎝、直径11㎝)とピンセット、シャーレ、ティッシュペーパー、オオゴマダラのエサであるホウライカガミと卵をセットにして授業を実施した。オオゴマダラを教材として使用することで、チョウが羽化したときには地域に放チョウすることが可能であり、自然保護に繋がる。
教員や生徒からアンケートを取りまとめた結果、生命の不思議に触れ、授業実施以前より積極的に身の回りの昆虫や生き物に興味を持つようになった結果が得られた。科学的な観察方法を実際に行うことで、生命の誕生やのしくみや体のつくりには一定のきまりがあることを気付かせるのに大変有効で、観察したことをまとめ人に伝える表現力の養成にも有効であった。オオゴマダラは石垣市が指定した市のチョウであり、郷土と日本を代表する生き物であること、それを育む豊かな自然環境を再認識させる学習機会の提供に寄与した

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2020-05-15  

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