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自然に対する畏敬の念を育てるための理科の知識と道徳的価値を含んだ教材開発研究

Research Project

Project/Area Number 25909052
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅱ(理科系)
Research Institution倉敷情報学習センター

Principal Investigator

藤本 義博  倉敷情報学習センター, 倉敷市教育委員会倉敷情報学習センター, 館長/指導主事

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords理科教育 / 自然への畏敬の念 / 道徳読み物資料
Research Abstract

未曾有の大災害となった3.11東日本大震災では, 自然の驚異に翻弄され為す術なく多くのかけがえのない命が失われたことから, 私たち日本人は改めて自然に対する畏怖を感じることとなった。ところで, 大川(2007)は, 「自然は大切な存在だ」と思う中学生が90%以上いるのに, 「自然は怖い」と思うものは50%, 「自然の中で生かされている」と思うものは56%しかいないと報告している。また, 理科教師は「畏敬の念をどのように指導していけばよいのか分からない」と戸惑いを隠さない。さらに, 平成24年度の中学校学習指導要領解説理科編では, 「生物を取り巻く自然の事物・現象を調べる活動を行い, 地球の営みとして地学的な自然現象が起こること, 生物が互いにかかわり合いながら地学的な自然と一体となって自然界を構成し, 全体としてつり合いが保たれていることを理解させ, 自然に対する畏敬の念を育てる。」とある。そこで, 本研究は, 理科教育において, 生徒に自然とのかかわりを深く認識させることができる教材を開発した。さらに, 道徳教育において, その開発した教材に関連して, 人間の有限さや人間が自然の中で生かされていることを自覚できる道徳的読み物資料も作成した。
具体的には, 平成12年の三宅島噴火で全島避難を経験した2名の女性を取材し教材を作成した。Aさんは当時中学3年生, Bさんは小学6年生であった。2名は後に, 復興を図るために三宅島に帰島した。中学校理科第3学年の「自然の恵みと災害」では, 三宅島の火山噴火の記録と噴出物の分布域を地形図に書き入れ, 集落や田畑, 森林などの被害との関係を考察させるとともに, 火山島ならではの恵みについてインタビューした教材を作成した。
また, 作成した道徳読み物資料は, 主人公の中学生が父親と三宅島を訪れ, 噴火後の様子や彼女たちの三宅島の見方や考え方にふれることを通して, 畏敬の念を自覚する構成とした。今後は, この教材を授業で活用して, 教育効果を測定する計画である。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2020-05-15  

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