ARを用いたかざして分かる計測器操作ガイド教材の開発
Project/Area Number |
25910022
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学
|
Research Institution | Nagano National College of Technology |
Principal Investigator |
大平 祐介 長野工業高等専門学校, 技術支援部, 技術専門職員
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
|
Keywords | AR / 教材開発 / タブレット |
Research Abstract |
【目的】学生が楽しく実験を行い、その中で自然に実験装置の操作方法を習得する教材の開発を目的とする。 【対象者および実験装置】対象者は初めてオシロスコープを使用する学生とし、対象とする実験装置はオシロスコープとする。また、オシロスコープを使用した実験の回路図についても合わせて対象とする。 【本教材の概要および使用方法】タブレットによるAugmented Reality(以下ARと呼ぶ)技術を活用し、オシロスコープや回路図にタブレットをかざして画面上をタッチすると、それらの説明を表示する。使用方法は以下の3ステップとなる。 1. タブレットの画面に内蔵カメラを通してオシロスコープや回路図を表示すると、どちらであるのかを自動で判別する。 2. ARを用いて、キャラクタ文章や画像で説明をするとともに、音声で説明を再生する。 3. タブレットをタッチすることにより、説明の続きを行う。また、オシロスコープの説明時にはタッチしたボタンの説明を行うことも可能となっている。 【本教材使用後のアンケート結果】本校電気電子工学科2年の学生に本教材を使用後にアンケートを実施し、面白さは学生全員が面白い、操作性は95%が使いやすい、オシロスコープの操作手順およびボタンの説明は全員が理解できた、回路の作成方法の説明は88%が良い、従来のテキストによる説明と比較して97%が分かりやすいと感じている結果となった。また、ARなどの技術に触れて良かった、開発環境であるUnityを使ってみたいという意見もあり、実験以外の技術にも興味をもってもらうことができた。 【まとめ】面白く、操作しやすく、分かりやすくオシロスコープの操作方法を提示する教材を開発することができた。また、様々な技術を複数使用することにより、学生の好奇心を刺激することができたことを確認した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)