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命題の素地を育てる図形指導II

Research Project

Project/Area Number 25913001
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 数学
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

河嵜 祐子  広島大学, 附属東雲中学校, 教員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2013: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Keywords作図指導 / 演繹的な推論の素地 / Geometric Constructo
Research Abstract

本研究は, 中学1年生の作図指導で演繹的な推論の素地を培う作図指導について, 教材開発と授業づくりを行い, 効果的な作図指導の在り方を検討することを目的とする。作図した一部の性質が図形を決定づける条件と自覚することは十分条件の種となり, 命題の素地をつくるうえでやがて芽を出すという考えに基づき, 図形を決定づける条件として作図の性質を自覚させることを視点として単元を構成し, 授業を実践した。作図の単元の中には, 図形の中に論理を見つける活動を豊かにできる教材として, 導入段階で与えられた1つの角を内角にもつ二等辺三角形を作図する課題を設定した。また, 授業実践では目的とする図形を決定づける条件として「図形の性質」を自覚させるために, 「動的」にとらえさせ, 目的とする図形をつくるために必要な条件が見えやすくなることを期待し, Geometric Constructorという作図ツール(以下GCと略す)を活用した。その結果として, 筆者が従来の授業で同様の課題を実践した際とは異なる生徒の反応を得ることができた。従来では10%程度の生徒しか目的とする図を完成させることができなかったが, 本実践では目的とする図形を作図できた生徒が50%程度に増加した。
本研究では中学1年生「作図」の単元において, 性質を決定条件として自覚させるよう単元を構成し, その中でGCの活用を行った。その成果, GCにより動的に見せることによって, 生徒が作図の決定条件を発見することへの効果が期待できるという示唆をえることができた。今後も, 命題の認識へとつなげることに効果的な作図指導と論証指導の在り方について実践研究を行い検証することを課題としたい。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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