Research Abstract |
当研究では小型ガスタービンからの、高回転の出力を二次タービンによって減速しながら、プロペラに伝達するターボプロップエンジンを新規開発し、その推力測定システムと組み合わせた実験装置として完成させることを目的とした。また、学生に対して、教育的側面から熱機関を理解させるために、このターボプロップエンジンを使用することを目的とした。 最初に、市販されているジェットキャット(P60SE 比較的容易にプロペラをセットできる)の性能を、開発した推力測定装置にて自立運転させた。回転数15万rpmで推力7kgfが得られ、推力測定装置は完成さらに推力増を図り、タービン側噴出しノズルの形状を種々変化させて計測を行った。結果は差ほど変化せず推力は、回転数に由来するものが大きいと結論に到った。しかし、今後エンジンにプロペラを装着する上で、最適な噴出し側形状の設計には大いに役立った。 研究者が所属する研究室に於いては、新潟県, 新潟市, 県内企業, 国立機関と共同で、UAV用小型ジェットエンジンの開発に携わっており、教育目的の側面から見て、学生がジェットエンジンを理解する上で大いに役立った。 今後この研究が継続可能であれば、ジェットキャットにプロペラを装着、さらに新規ターボプロップエンジン開発へと進めたいと考えている。 最後に本研究に対し、助成して頂きありがとうございました。
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