Project/Area Number |
25918014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ-A(電気・電子系)
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
中村 淳也 東京農工大学, 大学院工学府, 技術職員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 立体ディスプレイ / 学校教育 / モバイル端末 |
Research Abstract |
1. 研究目的 立体表示の応用分野の一つとして、教育分野が挙げられる。教育現場での日常的な利用を考えると眼鏡なし立体表示が適しているが、複数人が同時に観察可能な眼鏡なし立体表示装置は大規模で高価である。そこで本研究では、小中学校や高校の教育現場で眼鏡なし立体表示を実現できるように、タブレット型コンピュータなどのモバイル端末を簡易かつ安価に立体化する方法を開発する。 2. 研究方法 立体表示方式にはパララックスバリア方式を採用した。この方式ではガラス製マスクをスリットアレイとして用いるのが一般的であるが、ディスプレイに合わせてスリット間隔や厚みを調整することが難しいため、教育現場での利用は難しい。そこで本研究では、ガラス製マスクの代わりに、スリットアレイを透明シートに印刷したものを用いた。具体的な実施項目を以下に示す。 (1)ディスプレイの仕様と観察範囲からスリットアレイ印刷データを自動生成するプログラムの開発 (2)パララックスバリアとディスプレイ面の間に透明シートを積層して視域を調整する方法の開発 (3) 2枚の視差画像を合成して立体表示用画像を生成するプログラムの開発 (4)試作端末の作製 (5)立体化法のドキュメント化 3. 研究成果 画面サイズ7インチ、解像度1,280×800のタブレット端末を用いて試作端末を作製した。レーザープリンタと熱転写プリンタを比較し、より高コントラストな印刷結果が得られた後者をスリットアレイ印刷に用いた。透明シートには市販のポリエステルシートを用いた。パララックスバリアとディスプレイ面の間隔は透明シートを積層することで調整したが、その際にXZステージに取り付けたデジタルカメラで立体像を確認しながら実験的に調整が行えるようにした。以上の方法でモバイル端末を簡易に立体化することができた。しかし透明シート間で乱反射した光が観察時に見える問題があるので、今後の検討課題としたい。
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Report
(1 results)
Research Products
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