Research Abstract |
研究目的 : 平成24年度の奨励研究課題「震災復旧・復興の記録と気象教育のための高品位なライブカメラシステムの開発」において震災の復旧・復興を動画および静止画で長期間に渡り自動的に記録するライブカメラシステムを計画したが, その中で多くの地域から故郷の復興を記録したいという希望が出た. しかし, 平成24年度のシステムでは普通のノートPCをベースとしているために比較的高価であり, 多くの地域に設置することはできない. そこで, システムの価格を低く抑えるために, イギリスのラズベリー財団から35ドル円)という低価格で発売された小型コンピュータRaspberry Piを使用し, ライブカメラシステムを構築する. また, 本体の消費電力が3Wと少ないため, ソーラーパネル+バッテリーで動作させることも可能である. このシステムを土砂崩れや水害等の可能性がある危険箇所へ設置すれば, 無人の監視システムとして使用可能であるため, その機能を実証する. 研究方法 : ・ノートPC上で動作しているライブカメラシステムをRaspberry Pi上に移植し, 安定して動作することを確認する. 研究成果 : ・ノートPC上で動作しているライブカメラシステムをRaspberry Pi上に移植し, 安定して動作することを確認した. 取得した画像データは, 岩手山Live Camとして公開中である. ※12. 備考のURL参照 ・ソーラーパネル+バッテリーによる無人監視システムとして動作可能であることを確認した. ・Raspberry Piを用いたライブカメラを誰にでも製作できるようにするため, 製作方法をすべて公開して記事にまとめ雑誌で発表した.
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