Project/Area Number |
25919019
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ-B(情報系)
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
柳沼 匠 国立大学法人東京海洋大学, 情報処理センター, 技術補佐員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | スマートフォンアプリ / 位置情報取得 / NFCタグ |
Research Abstract |
防水NFCタグの海洋生物における標識としての有用性を検討するため、スマートフォンアプリの開発をおこなった。 位置情報の取得では、GPS衛星の捕捉に関して調査、研究をおこなった。スマートフォン(携帯電話)による位置情報取得では、良好な環境下では問題なく緯度経度情報を取得できた。木陰等では衛星捕捉が出来ないため、位置情報の取得はできないこともあるので、携帯電話網を利用した簡易位置情報の取得方法を検討した。 本研究では、生物観測位置特定のため、位置情報の取得をおこなったが、位置精度の検討はおこなっていない。GPS衛星の捕捉状況等によっては位置精度が数メートルから数十メートルずれる場合がある。生物の詳細な観測位置として、この誤差が許容範囲か検討する必要がある。 NFCタグによる生物個体識別では、スマートフォンとは別にNFCタグリーダを所持する必要があるが、概ね良好な結果を得る事ができた。所持する機材数、機材の価格からコストがかかる結果となった。 位置情報とタグ情報の結合に関して当初は、統合環境で行う予定であったが、GPS衛星の捕捉、追跡時間、NFCタグの読み込みタイミングから別方式が処理することにした。 本研究では、位置情報所得及びNFCタグ読み込みアプリケーション作成に時間を費やし、フィールドでの試験まで到達できなかった。今後は位置情報の精度向上を検討し、フィールドでの実験を通しシステムの評価を行う予定である。
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