• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

合成スメクタイトを用いた皮膚再生用軟膏の開発

Research Project

Project/Area Number 25921006
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 工学Ⅳ(材料・生物工学系)
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

菊地 真也  山形大学, 工学部, 技術員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2013: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywords皮膚治療 / 粘土鉱物 / 抗菌性
Research Abstract

○研究目的
本研究課題ではスメクタイトのゲル化挙動, ゲル化スメクタイトの表皮ブドウ球菌に対する抗菌性を明らかにし, 皮膚治療への適用を目指した軟膏の開発を目的とした。
○研究方法
1. スメクタイトのゲル化挙動の解析 : 顕微赤外分光高度計(FT-IR)及び顕微レーザラマン分光計(Raman)による測定によって解析を行う予定であったが、機器の不調でRamanによる測定が行えなかったため今回はFT-IR及びXRDにより解析を行った。
2. ブドウ球菌に対する抗菌活性評価 : 種々の濃度のスメクタイトゲル溶液を調製して、調製したゲル溶液と細菌懸濁液を混合して培地に植菌する。所定時間培養した後, 形成したコロニー数を計測し, 生存率を算出した。
3. 皮膚治療適用の検討 : 抗菌試験結果に基づきスメクタイトの濃度を決定し, 動物実験用スメクタイトゲルを調製する。ラットの真皮層を切開・剥離して、スメクタイトゲルを塗布したラット、スメクタイトゲルを使わないControlラットの2種類を用意する。数週飼育した後に剥離部の炎症状態および治癒状態を観察し, 皮膚治療への適用の検討を行った。
○研究成果
1. FT-IRのスペクトル解析とXRDの回折パターンによりスメクタイトであることを確認した。
2. Controlとの比較を行い、スメクタイトゲル溶液を混合したサンプルの細菌増殖が抑制されているのを確認した。このことからスメクタイトには抗菌性があると考えられる。この抗菌性について調べるため、細菌吸着試験に用いる菌液を用いた培養実験を行い、細菌吸着効果を示唆する結果が得られた。
3. 動物実験経過後、スメクタイトを塗布した場合、感染症や瘢痕硬縮は確認されずControlより短期間で創部が治癒することが確認された。このことから、狭領域の創傷・熱傷治療にスメクタイトを適用することによって瘢痕組織を形成しない創傷治療が実現可能であることが判明した。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2020-05-15  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi