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インドネシアテンペによる高校生のための国際的農学ESD教材の開発

Research Project

Project/Area Number 25925003
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農学・水産学
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

建元 喜寿  筑波大学, 附属坂戸高等学校, 教諭

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
KeywordsESD / インドネシア / テンペ
Research Abstract

本研究は、テンペ(インドネシアの大豆発酵食品)を題材に、高校生が農業や国際的視点から持続的な社会について考え自ら行動し、能動的なキャリア選択を行えるようになる教材開発を目的とした。テンペの教材としての利点は、1)日本食で重要な味噌噌、醤油と同じ大豆を主原料としている、2)日本と関係が深いインドネシアの伝統食である、3)発酵時間が味噌や醤油と違い短く、教材として扱い易いこと等である。
学校設定科目「農と環境」「環境科学実習」「総合的学習の時間」の授業をおもな対象とし実施した。このなかで、製造の方法や大豆栽培といった基礎的知識や経験のうえに、日本人になじみの簿いテンペを普及させる方法を生徒が考え、文化祭でテンペカレーの提供とインドネシアの文化とテンペに関するワークショップを福島在住のインドネシア人の方を招いて行った。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の視点に、先進国・途上国の双方が普遍的に協働することが挙げられている。国際社会の変化に対応するため, 学校教育も多様な学びの必要性が求められている。本開発では、テンペに関わることで、日本の農業のあり方や海外との関係、海外の文化や技術の導入方法、新しい国際協力・関係の在り方(これまで日本の技術を用いて途上国の支援を行っていたが、テンペにより国産大豆の消費を増やしたり大豆産地の活性化を図ることも可能になるかもしれない)などを自己の将来のキャリアとのつながりのなかで、持続的な社会の構築に積極的に関わっていくことのできる教材となった。生徒へのアンケートではインドネシアや国際的な問題へ親和性や関心が高まることがわかった。
本校は、平成26年度にACCUのRiceプロジェクトに採択され、お米によるESD教材開発を海外の学校と実施することになった。テンペ教材の成果とあわせ、今後とも農学的視点からグローバル人材を育成できる教材開発に努めていきたい。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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