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リュウキュウイノシシの保護と共生のためのくくり罠猟の研究

Research Project

Project/Area Number 25925007
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農学・水産学
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

石垣 圭一  琉球大学, 熱帯生物圏研究センター西表研究施設, 技術職員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2013: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsリュウキュウイノシシ / 保全 / くくり罠
Research Abstract

リュウキュウイノシシは沖縄県、西表島の生態系で最上位に位置する哺乳類でもあることから、その増減は生態系全体に大きく影響する。将来に渡って自然生態系のバランスを維持するためには、リュウキュウイノシシの集団の大きさだけでなく遺伝的多様性にも考慮しつつ、農作物への被害を増やさない程度に駆除する必要がある。そのためにはリュウキュウイノシシの分布と遺伝的特性を把握すると同時に、頭数コントロールの主な手段であるくくり罠による捕獲を確かなものにする必要がある。そこで本研究は、リュウキュウイノシシの分布特性とくくり罠に対する行動を解明することを目的とした。
沖縄県、西表島の亜熱帯林内において、リュウキュウイノシシが出現しそうな複数の場所に動画撮影対応の赤外線センサーカメラを設置し、リュウキュウイノシシの行動を映像に記録した。複数のリュウキュウイノシシの行動の様子を記録したデータを蓄積し、行動場所と時間帯を特定した。猟が解禁される11月中旬から2月中旬には、猟の名人と素人が仕掛けたくくり罠周辺にそれぞれ複数台のカメラを設置し、リュウキュウイノシシがどのようにして名人の罠にかかるのか、またどうして素人の罠にかからないのかを動画で記録し、その差を見極めることを試みた。残念ながら設置カメラ台数の都合でイノシシが罠にかかる瞬間を捉えることは出来なかったが、素人の罠の設置方法の問題点が浮き彫りとなり、自然の素材を活用するくくり罠では使用する樹木の材としての特性をよく把握するだけでなく、晴天時と雨天時の材特性の変化まで考慮に入れた罠の設置が肝要であることが明らかとなった。またカメラ設置による猟期前のリュウキュウイノシシ分布調査は非常に有効であることが確認され、くくり罠による捕獲率を高めるのに有用と考えられた。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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