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香辛性作物の特性を利用した耕地管理技術の開発

Research Project

Project/Area Number 25925019
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農学・水産学
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

中西 啓  岩手大学, 農学系技術部, 技術専門職員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords香辛性作物 / コンパニオンプランツ
Research Abstract

香辛性作物(ネギやトウガラシ等)は茎葉や果実に香気成分や辛味成分を含み、近年では病害虫の忌避効果が認められ、コンパニオンプランツとしての利用が注目されている。しかし、病害虫の防除効果や有用な作物の種類については不明な点が多い。本研究では、有用な耕地管理技術の開発を目的として、ウリ科作物およびナス科作物と香辛性作物との混植を行い、生育や病害虫の発生にっいて調査を行った。
供試作物にウリ科作物のキュウリおよびナス科作物のミニトマト、ナスの自根苗を用い、2013年7月下旬に香辛性作物のネギ、トウガラシの幼植物体と圃場に定植(混植)した。混植の密度は供試作物1株当たりネギでは2株、トウガラシでは1株とした。各作物の生育および病害虫の発生について、混植後から果実収穫期まで経時的に慣行栽培区と比較して調査を行った。
キュウリは定植22日以降、慣行栽培区と比べてトウガラシ混植区の生育が良好で、正常果の割合が高かった。病害虫の発生では全区で茎葉部と葉面に病害が観察されたが、発生状況に差は認められなかった。ミニトマトは定植40日以降、慣行栽培区と比べてネギ混植区、トウガラシ混植区とも生育は良好で、果実はネギ混植区で正常果の割合が高かった。病害虫の発生では28日以降、全区で葉面に病害、茎部と果実に虫害が観察された。慣行栽培区では茎葉部の食害が著しかったが、ネギ混植区、トウガラシ混植区では食害の少ない傾向が認められた。ナスは定植50日以降、慣行栽培区と比べてトウガラシ混植区の生育が良好で、果実はネギ混植区で正常果の割合が高かった。病害虫の発生では33日以降、全区で茎葉部に虫害が観察されたが、トウガラシ混植区は茎葉部の食害の少ない傾向が認められた。
本研究の結果から、ウリ科作物およびナス科作物と混植する香辛性作物の組合せにより、果実の生育の促進や病害虫の発生の抑制に効果のある可能性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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