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生理学的薬力学モデル解析に基づくダビガトランの効果予測法の検討

Research Project

Project/Area Number 25926006
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 薬学Ⅰ
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

金田 亜季子  群馬大学, 医学部附属病院, 薬剤師

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywordsダビガトラン / 抗凝固療法 / aPTT
Research Abstract

【研究目的】
ダビガトランの血中動態には大きな個人差が存在することが報告されている。また、ダビガトランの薬効評価の指標としてaPTTが用いられているが、検査法により結果が異なる上、ダビガトランによる抗凝固能を十分に反映できていない可能性が指摘されている。そこで本研究ではダビガトランの薬効評価方法の一つとして血中濃度、トロンビン活性および血液凝固に至る過程について間接作用モデルを用いた薬力学解析を行い、ダビガトランの血中濃度とトロンビンの活性、血液凝固反応の関係を定量的に評価し、aPTTと比較してより高精度かつ高感度な抗凝固効果指標となるマーカーを検索し、高精度なダビガトランの効果予測方法を構築する。
【研究方法】
ダビガトラン内服中の患者の血中ダビガトラン濃度およびトロンビン活性を測定した後、両者の相関およびaPTTとの関係を間接作用モデルにより解析する。血中ダビガトラン濃度については患者血漿サンプルから固相抽出法によりダビガトランを抽出し、検出器としてTOF型質量分析計を用いたLC/MS法で解析する。また、トロンビン活性はトロンビン活性アッセイキットを使用し、マイクロプレートリーダーを用いて解析する。
【研究成果】
ダビガトラン内服中の同意が得られた非弁膜性心房細動患者61名を対象にLC/MS法で血中ダビガトラン濃度を測定し、aPTTとの関係を解析した。血中ダビガトラン濃度とaPTTの関係は血中濃度上昇に伴いaPTTが延長する関係がみられたが、血中濃度が高いにも関わらずaPTTが低い症例もみられた。また、血中ダビガトラン濃度には個体差がみられた。本検討により、aPTTのみでは十分に治療効果を十分に反映できていない可能性が示唆された。現在、トロンビン活性アッセイキットを使用した解析を進めており、より高精度のダビガトランの薬効評価方法の確立に向け研究を行っている。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Effects of the MDRl gene variant C3435T on the plasma concentration of Dabigatran in Japanese patients.2014

    • Author(s)
      金田 亜季子
    • Organizer
      第78回日本循環器学会学術集会
    • Place of Presentation
      東京国際フォーラム(東京都)
    • Year and Date
      2014-03-20
    • Related Report
      2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2020-05-15  

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