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頭頸部癌患者に対するアミノ酸系消化態栄養剤の口腔粘膜炎発症予防効果に関する検討

Research Project

Project/Area Number 25929001
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 薬学Ⅳ
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

浅井 泰詞  金沢大学, 附属病院, 薬剤師

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2013: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywords頭頸部癌 / 口腔粘膜炎 / アミノ酸系消化態栄養剤
Research Abstract

頭頸部癌患者に対する放射線化学療法は主要な治療法である。この治療法では口腔粘膜炎の発症及び重篤化が認められ、食事摂取量の低下及び栄養状態の悪化が問題となってきた。口腔粘膜炎に対しては、ポラプレジンク・アルギン酸ナトリウム含嗽液や口腔内ステロイドが使用されてきた。本研究の目的は、放射線化学療法を施行している頭頸部癌患者を対象として、アミノ酸系消化態栄養剤による口内炎の発症予防効果および軽減効果について検討することであった。放射線化学療法を施行された患者を、ポラプレジンク・アルギン酸ナトリウムの含嗽液+アミノ酸系消化態栄養剤投与群と対照群(ポラプレジンク・アルギン酸ナトリウムの含嗽液のみ)に分けた。アミノ酸系消化態栄養剤は治療開始から終了時まで継続した。治療終了時における、口腔粘膜炎の発現状況、食事摂取量、栄養状態の変化などを評価した。
調査期間中(6/1-3/31)に入院にて放射線化学療法を施行した頭頸部癌患者は22名であった。その結果、治療終了時の口腔粘膜炎のGrade (CTCAEを用いて評価)(p=0.87)、食事摂取量(主食 : p=0.76)(副食 : p=0.61)、血清アルブミン値の変化量(p=0.52)いずれにおいても、対照群(n=12)と投与群(n=9)において有意差は認められなかった。治療前後の体重変化は、有意差は認めなかった(p=0.0739)が、投与群のほうが体重減少が小さい傾向にあった。これはアミノ酸系消化態栄養剤による補給カロリーの増加や蛋白投与による筋肉量の保持による影響が考えられた。以上から、ポラプレジンク・アルギン酸ナトリウム含嗽液にアミノ酸系消化態栄養剤を加えた口腔粘膜炎の予防法はポラプレジンク・アルギン酸ナトリウム単剤による予防法に比べ有益な予防方法とならないことが示唆されたが、カロリー及びアミノ酸の負荷による体重減少の低減には一定の効果があることが推察された。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2020-05-15  

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