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画像化質量分析法による毛髪中薬物鑑定法の開発

Research Project

Project/Area Number 25929009
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 薬学Ⅳ
Research Institution大阪府警科学捜査研究所

Principal Investigator

鎌田 徹  大阪府警察本部刑事部科学捜査研究所, 研究員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords薬物乱用 / 画像化質量分析 / 毛髪中薬物鑑定
Research Abstract

研究目的
本研究では、頭髪縦断面に画像化質量分析を適用し、薬物の分布を画像化することで、頭髪に表面汚染的に侵入した薬物と、自己使用により血中から取り込まれた薬物とを明確に識別できる分析法を確立し、薬物使用歴推定を高度化することを目的とした。本研究の成果から、従来困難であった毛髪からの薬物使用歴推定の高度化が可能となれば、より効率的な薬物乱用の取締りや、保護観察対象者の薬物依存からの更生支援等に活用でき、国を滅ぼしかねない薬物乱用の防止に一定の貢献ができるものと期待された。
研究方法
本研究では、1メトキシフェナミンを計画的に摂取したボランティアの頭髪を採取したうえで、既に確立した条件下で各試料縦断面の画像化質量分析を行い、表面汚染により侵入した薬物と摂取により取り込まれたものとの識別技術を確立する。
2メトキシフェナミン摂取ボランティア由来の頭髪試料について行った、縦断面の画像化質量分析から、薬物摂取時に形成された薬物を含むバンドをバーコード状に可視化し、より高度な使用歴推定技術の確立を目指す。
という方法で研究を進めた。
研究成果
メトキシフェナミン50㎎を3日に1回、計5回摂取した摂取者から、最終摂取の1か月後に頭皮直近で切除して採取した頭髪試料について、縦断面の画像化質量分析を行ったところ、頭髪の平均成長速度0,4㎜/日から予想された検出部位にメトキシフェナミン由来のシグナルがバンド状に観察された。表面汚染の場合、シグナルは試料の縦断面全体で観察されると予想されることから、バンド状のシグナルを検出することで、表面汚染により侵入した薬物と摂取により取り込まれたものとが確実に識別できると考えられた。また、摂取を11日おきにした場合にはバンド状のシグナルが分離して観察されたことから、本法により摂取日を推定しうる可能性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] イメージング質量分析による毛髪中メトキシフェナミンの画像化2013

    • Author(s)
      鎌田 徹
    • Organizer
      日本法中毒学会 第32年会
    • Place of Presentation
      さわやかちば県民プラザ(千葉県)
    • Year and Date
      2013-07-05
    • Related Report
      2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2020-05-15  

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