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血糖値により変化する脊髄虚血時間の安全域

Research Project

Project/Area Number 25930027
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 基礎医学
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

西塔 毅  新潟大学, 医歯学総合病院, 臨床工学技士

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords脊髄虚血再灌流 / 高血糖
Research Abstract

胸腹部大動脈瘤の手術は、一時的に大動脈を遮断する必要があり、必然的に脊髄虚血を生じてしまう。これに起因した対麻痺の合併症が、最近の報告例でも、2.4から30%生じるとある。また、胸腹部大動脈瘤の患者は、糖尿病を併発していることが非常に多い。胸腹部大動脈瘤の手術は侵襲が大きい為、糖尿病を併発していない患者でも、急性期に高血糖状態が生じやすい。高血糖状態は、虚血による神経細胞のダメージを更に増悪させることが、多くの研究者により証明されている。また、動物実験では高血糖だけでなく低血糖においても虚血再灌流障害を増悪させることが報告されている。しかしながら、これまでの"血糖値と神経細胞における虚血再灌流障害の研究"は大部分が脳虚血と対象とした報告で、脊髄虚血に関しては殆ど調べられていない。更に、臨床で最も必要な情報である"どの程度の血糖値で何分の虚血時間では問題ないか"などは全く不明であった。そこで、本研究において、血糖値による虚血再灌流障害の傾向を調べることにより判明する"血糖値により変化する脊髄虚血時間の安全域"を調査した。その結果、常体温下では、通常高血糖から中等度高血糖(約70mg/dl血糖値を上げた状態)では、下肢運動能障害が発生しない安全域が3分程度短くなった。更に、通常高血糖から重等度高血糖状態(約120mg/dl血糖値を上げた状態)では安全域が通常血糖値より5分程度短くなった。また、これら血糖値により変化する安全域の偏移は非常に重要になると思われた。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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