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膀胱癌における尿検体を用いたp53、サイトケラチン20の免疫細胞化学的検討

Research Project

Project/Area Number 25931007
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 臨床医学
Research Institution金沢市立病院臨床検査室

Principal Investigator

石山 進  金沢市立病院, 中央診療部臨床検査室, 技師長

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords尿細胞診 / 膀胱癌 / 免疫細胞化学
Research Abstract

【研究の目的】尿細胞診検査は剥離細胞を主とするため、変性の強い検体や細胞数の少ない検体、治療による変化が加わった検体、低異型度の癌など、診断に苦慮する例が少なくない。通常の細胞形態のみの主観的評価に免疫細胞化学による客観的評価を加えることによって尿細胞診断の精度を向上し、膀胱癌の早期発見および再発膀胱癌の早期診断を可能にすることが目的である。
【研究方法】金沢市立病院泌尿器科患者において、尿細胞診断で「classIII、鑑別困難例」、「classIV、悪性疑い」と判定された症例(各々55例、26例)を対象とし、p53・CK20の免疫細胞化学的染色を施行した。組織診断の結果や経過から、最終的な良悪性を検討し、免疫細胞化学の結果と比較検討した。
【研究成果】ClassIII55例のうち経過から悪性と判定された例が15例、良悪不明20例、良性20例であり、不適例を除いたそれぞれのp53/CK20陽性率は、53.8%(7/13)/62.5%(5/8)、40.0%(4/10)/18.2%(2/11)、〓%(0/14)/6.7%(1)であった。ClassIV26例の悪性16例、良悪不明9例、良性1例におけるp53/CK20陽性率は、11.1%(1/9)/55.6%(5/9)、83.3%(5/6)/0%(0/4)、0%(0/0)/0%(0/0)であった。経過的悪性例で、p53かCK20いずれかが陽性となった例はそれぞれ78.6%(11/14)、50.0%(5/10)と、高率であった。経過的良性例ではclassIIIで1例CK20が陽性になった例を除き、全例陰性であった。
以上より、細胞形態のみでは良悪性判定が困難な例、特に細胞変性や低異型度で判定困難な例においては、p53、CK20の免疫細胞化学を良悪性判定の補助的手段として併用するのは有効であると考えられる。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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