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カルバペネム系薬非感性腸内細菌科の推移と耐性機構の解析

Research Project

Project/Area Number 25931021
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 臨床医学
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

児矢野 早穂  東京大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2013: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywordsカルバペネマーゼ産生 / メタロβ-ラクタマーゼ / bla_<IMP-1>
Research Abstract

【研究目的】2009年4月から2012年3月に臨床分離された腸内細菌科を用いて、カルバペネム系薬非感性株の推移とその耐性に関わる分子機構の解析を行うことを目的とする。
【研究方法】カルバペネマーゼ産生および各種薬剤耐性に関わる遺伝子の保有状況の解析は、ディスク法およびPCR法を用いて行った。カルバペネマーゼ産生株では、保有する薬剤耐性遺伝子の伝達性を接合により確認した。検出数の多かった菌種に関しては、Rep-PCR法を用いて遺伝子型別を行った。
【研究結果】対象期間中に検出されたカルバペネマーゼ陽性株は34株であり、そのうち解析可能であった29株を対象とした。対象菌種の内訳は、Enterobacter cloacae 22株、C. freundii 6株およびSerratia marcescens 1株であった。29株はすべてメタロβ-ラクタマーゼ(MBL)を産生しており、28株はMBL遺伝子のbla_<IMP-1>を保有していた。キノロン耐性遺伝子の保有率は93%、アミノグリコシド耐性遺伝子の保有率は100%であり、他の薬剤耐性遺伝子も同時に高頻度に保有していた。接合伝達試験により、現在4株のトランスコンジュガントが得られており、bla_<IMP-1>を含むプラスミドの伝達を確認した。E. cloacae 22株は、遺伝子型別により大きく4群に分類され、いくつかのクローンが伝播していた可能性が示唆された。世界中でカルバペネマーゼ産生菌の広まりが問題となっているが、当院における2007年から2012年まで5年間のカルバペネマーゼ産生株の推移をみると、2009年をピークに検出数は激減していた。いくつかのクローンが伝播していた可能性を考えると、積極的な感染制御活動による成果だと推測され、現在詳細な解析を行っている。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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