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日本人におけるDNMT3A変異のマッピングおよび急性骨髄性白血病の予後との関連

Research Project

Project/Area Number 25931025
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 臨床医学
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

佐藤 優実子  東京大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
KeywordsAML / DNMT3A変異
Research Abstract

研究目的
本研究では、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia : AML)の治療成績を向上すべく、欧米でAMLの予後不良因子とされるDNMT3A変異について、日本人における変異部位のマッピングと出現頻度の調査を行うとともに、AMLの新たな分子マーカーとしての有用性を評価する。
研究方法
1. PCR-SSCP法によるDNMT3A変異解析系の構築
DNMT3Aのコーディング領域の全長(2.7kbp)を14領域に分け、同一条件下でPCR増幅可能なプライマーを設定した。PCR条件の設定後、全自動電気泳動システム・GenePhorシステムを用いた電気泳動の条件を検討した。
2. 当院AML症例におけるDNMT3A変異の検索
東京大学倫理委員会の承認およびインフォームドコンセントを得たAML症例を対象とし、PCR-SSCP法によりDNMT3A全領域における変異の有無を検索した。PCR-SSCP法にて変異を認めた症例については、シークエンス解析を行い、変異を特定した。
研究成果
PCR-SSCP法によりDNMT3A全領域の変異を検索した結果、当院のAML症例22例中5例(22.7%)においてDNMT3A変異を認めた。検出された5例の変異はすべて異なり、塩基置換によるミスセンス変異(2例)と塩基挿入によるフレームシフト変異(3例)であった。このうち過去に報告のある変異は1例のみで、4例は新規の変異であった。DNMT3A変異の頻度に関しては、過去の報告においてAML全体の約20%とされ、なかでもR882の変異頻度が最も高いとされている。今回の検討では、DNMT3A変異の検出率は過去の報告と同程度であるものの、検出頻度が高いとされるR882の変異は認められなかった。今後さらに症例を蓄積し、変異部位のマッピングを進めるとともに、解析症例について化学療法奏功性および再発の有無、生存期間を調査する。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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